「やるべきタスクが多すぎて時間内に終わらない」「時間をどうやって作ればいいのか分からない」こんなお悩みを持つ方に向けて、マトリクスを使ったタスク管理方法を紹介します。
マトリクスとは?
マトリックスとは「アイゼンハワーマトリクス」とも呼ばれている、タスクの優先順位を決めるための時間管理方法です。
第34代アメリカ大統領アイゼンハワーの優れた時間管理術を基にしており、ベストセラー本である「七つの習慣」によって広く認知されました。
マトリクスではタスクを以下のように分類します。
第1領域:緊急度も重要度も高いタスク
第2領域:重要度は高いが、緊急度は低いタスク
第3領域:緊急度は高いが、重要度は低いタスク
第4領域:緊急度も重要度も低いタスク
(出典:The Eisenhower Matrix: Introduction & 3-Minute Video Tutorial)
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基本的には、第1領域のタスクを優先し、第2領域の分はスケジュールに組み込みます。その他のタスクは誰かに依頼するか、やる必要のないタスクです。
タスクを「緊急度」と「重要度」で分類すれば、不要なタスクを見極められます。判断に迷いがなくなり、時間を効率よく使える点がマトリクスのメリットです。
マトリクスによるタスク管理方法3つのステップ
3つのステップに沿って、マトリクスによるタスク管理を実践してみましょう。
- すべてのタスクを4領域に分類・整理する
- 重要度と緊急度で優先順位を決める
- 生産性を高めるには第2領域に力を入れる
すべてのタスクを4領域に分類・整理する
今抱えているタスクを、マトリクスの「重要度」と「緊急度」に沿って分類しましょう。
分類に迷ったら、タスクの期限や量も参考にしながら決めてみましょう。この作業過程を行えば、膨大なタスクがかなり整理されるはずです。
今すぐやらなくても良いタスクが分かるので、心に余裕が生まれるメリットもあります。
重要度と緊急度で優先順位を決める
重要度と緊急度の観点をしっかりと持ちながら、優先順位を決めていきましょう。
納期が迫っている案件や大切な会議などは第1領域に該当するタスクです。第2領域には、計画や準備などの将来へのインプットが含まれます。
急にスケジュールが入ると重要度が高いと判断しがちですが、すぐに時間をかけるべきタスクなのか慎重に分類してください。
生産性を高めるには第2領域に力を入れる
重要なタスクに使うべき時間を作りだし、生産性を高めるためには、第2領域への注力が大切です。
緊急度が低い第2領域のタスクは、将来への投資も含まれています。第2領域に重点をおいて作業を進めれば、第1領域のタスクを減らすメリットもあるのです。
効率よく時間を作るには、第2領域のタスクに丁寧に取り組む姿勢が必要です。
マトリックスを活用して効率的に時間を作り出そう
この記事では、マトリクスを使ったタスク管理の方法を紹介しました。
マトリクスを活用すれば、タスクの優先順位に迷わずに作業ができるようになります。
タスクを上手に整理して、効率的に時間を作り出しましょう。